Archive for the ‘せんがまちでの活動’ Category

たくさんの花が見られるようになりました

月曜日, 4月 11th, 2022 投稿者:しず大棚けん

こんにちは、ブログを開いてくださりありがとうございます!
今回のブログを担当するのは新2年の山田です。まだ2年生という実感はわきませんが、よろしくお願いします。

今回の活動では畦の補修、新しい道作り、代掻き、早期田植えを行いました。一日一日晴天だったおかげで、ぽかぽかとした春の陽気に包まれて作業を行うことができました。
やっぱり暖かいっていいですね~

代掻きは田起こしした田んぼの土を細かくし、かき混ぜて表面を平らにすう作業です。この作業により、苗がむらなく生育するようにしたり、雑草の発芽を抑えたりするといった効果があります。

行きの車で棚田ではまだ桜がみれるかなとわくわくしていまいたが、雨の影響で花びらはほとんど散ってしまっていました…棚田の水面に映る満開の桜を目に焼き付けておきたかったです。来年リベンジしたいです!
最近の暖かさのおかげもあり、花のそばからは新しい芽がでていて、春の終わりを告げているように感じました。

暖かかったせいでしょうか。活動中にアカハライモリとシュレーゲルアオガエルを見ることができました。

どちらもかわいいですね~
かわいすぎて脳内で軽く10回はかわいいと叫んでました。
特にアカハライモリは綺麗な環境でしか見られない貴重な生き物です。
これからもこの生物たちがせんがまちの棚田で生きていけるように、今ある自然を大切にしていきたいです!

最後に春にここで見られる植物を紹介してこのブログを終わりにしようと思います。

アカツメクサ

 

ヒメノオドリコソウ

ナバナ

カタバミ

スイバ

ムスカリ

どの花も身近で見られる植物です。ぜひ暖かいこの時期に外に探しに出て見てください!

以上、山田でした。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

棚田に桜が舞う季節になりました

火曜日, 4月 5th, 2022 投稿者:しず大棚けん

こんにちは。今回ブログを始めて担当する新2年の伊藤です!
よろしくお願いします。

さて、今回の活動は朝自転車のかごに長靴を忘れるという事件から始まり、午前はオーナーの皆さんと畦塗りと山菜採りを、午後は棚けんメンバーで棚田内の道を平らにする作業を行いました。

まず棚田に到着すると、満開の桜がお出迎えしてくれました。今の時期が満開らしいのですが、作業後に降った雨で散ってしまっていないか少し心配です。

そんなことはさておき、午前中の作業では“風呂鍬”という農機を使用しました。この鍬は普通の鍬に比べて柄の長さが長く、古い農機であるため壊れてしまうと修理する人がいないという貴重なものです。下にある写真は左が風呂鍬、右が普通の鍬ですが、こうみると違いが分かりやすいかなと思います。

畦塗りの作業では、シュレーゲルアオガエルの卵がさらっと発見されました。個人的にカエルの卵はタピオカのようなものを想像していたので、白い状態で存在しているということが驚きでした、、、。このような状態で発見されることは珍しいようです。

また、畦塗り後に行われた山菜取りでは、ワラビをゲットしました。子どもたちがワラビを発見すると「ここにもあった!!」と喜んでいたのが印象的でした。ワラビをゲットした周辺には多くの桜の木があり、お花見がしたくなりました、、、。

午後は、今後の作業の際、機械が通れるように道を平らにする作業を行いました。草を刈ったり、大きな石を取り除いたりしました。作業中ふと後ろを振り向くと、草に溢れ返りお世辞にも道とは言え無かった場所が道になっており、某ビフォーアフター番組の音楽が頭の中を駆け巡りました。結構嬉しかったです。

今回の作業から午後の作業を行えるようになりました。なかなか通常通りとはいかない世の中ですが、少しずつ普段の日常が戻り、今年度は多くの活動ができたら良いなと思います。

以上、伊藤でした。お読み頂き有り難うございました。

 

お茶づくしの1日でした

日曜日, 3月 13th, 2022 投稿者:しず大棚けん

こんにちは!初めてブログを担当します1年の石原です。
よろしくお願いします。

今回の活動は、畦の補修、お茶染め、ほうじ茶づくり、お昼にはおしること盛りだくさんの一日でした。

初めに棚田に行き、せんがまちの棚田についての説明を聞いてから、作業を開始しました。畦の補修では、多くのオーナーさんが参加してくださり、大変な作業も楽しくすることができました。自分の背丈ほどある鍬を巧みに使っている子もいました。小さなオタマジャクシもたくさん見ることができました。

畦の補修の後は、ほうじ茶づくりをしました。ほうじ茶の作り方を知っていますか?実は、茶葉を煎ることでできるそうです。想像よりも簡単で驚きました。使用する茶葉は状態が悪くなってしまったものでもいいそうです。時間がたち、古くなってしまった茶葉でも、煎ることでほうじ茶としてまたおいしく飲めるなんてうれしいですね!煙がたつと香ばしいにおいがしてきました。

お茶染めでは、新たにサコッシュ型のかばんが追加されました!私もこちらのかばんにしましたが、ポケットが2つもあり、とてもかわいい形でした。ビー玉と割りばしを使い、思い思いの模様をつけていました。色も濃く、きれいに模様がでていました。

午前中のみの活動ということで、お昼におしるこをいただき活動終了となりました。つきたてのお餅もおいしく、おかわりもいただいてしまいました。
きなこと黒蜜で食べている人もいて、それもおいしそうでした!食べなかったことを少し後悔しています...。

今回も短い時間での活動となりましたが、充実した活動を行うことができました。
残念ながら今月予定されていたあぜ道アートは中止となってしまいましたが、来年度の活動も楽しみです。

以上、石原でした。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

ニホンアカガエルの産卵シーズンです

月曜日, 2月 14th, 2022 投稿者:しず大棚けん

お久しぶりです。今回ブロブを担当するのは2年の河村です。
ブログを担当するのは2回目、去年5月の代掻きぶりですね。

さて、先日2月12日に畦塗りを行いました。私は初めて聞いたのですが、畦塗りのことを「くろ塗り」と呼ぶこともあるそうです。田んぼの境の土手、つまり畦のことを「くろ」と言うそうです。逆に田んぼの平らな部分、イネを植える部分のことを「しろ」と呼びます。

作業内容に移ります。まずはクワで畦の草を落とします。そして、どろどろになった土を畦の上に置いて、上と側面をクワで均します。クワで土をすくうのが難しく、すくっては落ちて…を繰り返していました。また通水後の田んぼに足をとられることが多く、実際にやってみると思っていた以上に大変でした。
そんな苦労をしてできた畦は整っていて、達成感を味わうことができました。

ニホンアカガエルの卵の観察会も行いました。私は去年のこの時期の活動には参加していなかったので、卵を見るのは今回が初めてでした。想像以上に多くの卵が産卵されていたことに驚きました。産卵されてから日が経っていないものは透明感があり、触るとプルプルとしていましたが、数日経過した卵は触っているのかわからないくらい感触がなかったです。

卵だけでなく、ニホンアカガエルも見ることができました。今回見た卵が孵るのが楽しみですね。

作業後、お楽しみのお昼ご飯はカレーでした。スイハニングも大成功で美味しかったです。

今回は蔓延防止の影響もあり、作業時間が2時間と制限された中での活動でした。このようなご時世で活動ができているだけでもありがたいことですが、やはり短時間だと物足りなく感じました。
早く通常の活動に戻って欲しいと願うばかりです。

以上、河村でした。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

2022活動はじめ ~凍てつく寒さとぬくとい焚き火~

木曜日, 1月 20th, 2022 投稿者:しず大棚けん

お久しぶりです!今回は、約9ヶ月ぶりに2年の今村がブログを担当させていただきます。
よろしくお願いいたします。

思えば昨年2021年は、田植えやあぜ道アートなどの前年にはできなかった活動が行えたり、多くの新入部員を迎えることができたりと、棚けんメンバーとしてとても充実した一年を送ることができました。
そして、2022年。棚田研究会も新たな体制で活動をスタートしました。

まだまだ未熟な部分もありますが、新たな棚田研究会もあたたかく見守っていただければ幸いです!✨

(ちなみに、近いうちに第13代幹部、そして1年生紹介のブログも執筆する予定です。
ぜひご覧いただけたらと思います。)

それでは、新年最初の活動の振り返りをしていきたいと思います。
今回の活動では野焼きと畦の補修を行いました。

まずは野焼きについてです。
野焼きには、土を肥やしたり、害虫を防いだりと様々なメリットがあります。
そして、とっても暖かい…
火の暖かさは冷えた体に染み渡ります。
皆思い思いに暖をとっていました。

と、暖をとるのも束の間、いよいよ畦の補修のスタートです。
この作業では、低くなってしまった畦の内側の土をスコップで掘り、その土を畦に盛っていきます。
通水後では土が軟らかくなってしまい、高く盛ることができないため、特に高さが低くなってしまっている畦には重点的に土を盛り、馴染ませていきました。

 

しかし…
ここ最近の寒さで棚田が凍ってしまい、スコップで掘ることさえ一苦労!😱
写真のような分厚い氷が張っていましたよ〜!


こんなときは機械の力を借りて作業を進めていきます。
ガリガリという音がまるでかき氷のようで、とても寒いですが食べたくなりました。
(ちなみに私はレモンが好きです。あ、でもいちごミルクも捨てがたい、、)

硬い氷と冷えた足元と格闘しながら、今回の畦塗りは終了しました。
はじめは土が思うように掘れず大変でしたが、やっていくうちにとても楽しくなり、もっとやりたいと感じました。
そして、こちらの写真は作業を終えた後の棚田の様子です。

作業によって輪郭がはっきりと浮き出た棚田と、西日の綺麗なコントラストが印象的でした。
田植えや稲刈り、あぜ道アートの棚田も大好きですが、このような風景もとっても好きです。
せんがまちの魅力をまた新たに知ることができた一日でした。

以上が2022年最初の作業ブログでした。
いかがだったでしょうか??💭
来週はいよいよ通水を迎えます。
久しぶりに水のある棚田を見られるのがとても楽しみです!

それでは今回はこの辺で!以上、今村でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました☺️

年内最後の活動〜しめ縄作り,蕎麦打ち,餅作り〜

火曜日, 12月 14th, 2021 投稿者:しず大棚けん

こんにちは!
今回ブログを担当します2年の小林です。
よろしくお願いします。
12月11日に行ったしめ縄作りと蕎麦打ちと餅作りの報告をします。

まず、しめ縄作りについてです。
しめ縄は年神様という新年の神様をお迎えするための行事で、年神様は生きる力や幸せを授けてくださると言われているそうです。
しめ縄の材料は棚田で取れた稲わらを使用しました。
稲の束を根元で縛って、2本に分けて、それぞれ1本ずつでねじった後、2本合わせてさらにねじって1本にします。リースのように丸くして縛って、その後は、紐を巻いたり飾り付けをしたりしました。

1年生が作ったしめ縄^^ とても上手ですね!

次に蕎麦打ちについてです。
蕎麦は挽きたて、打ちたて、茹でたてが一番美味しいと言われています。
分量は小麦粉100g、そば粉400g、水235gの割合で作りました。
それらをふるいにかけて捏ねてまとまったら、薄く伸ばします。薄いところを厚くすることはできないので薄いところにあわせて伸ばしていく、と地元の蕎麦の先生方がおっしゃっていました。
薄く伸ばして折りたたんだ後は、いよいよ蕎麦切り包丁で切る作業です。
駒板と呼ばれる板で押さえながら、蕎麦切り包丁を真っ直ぐにおろして切ります。
包丁をおろした後は、少し左に傾けて駒板を次に切る蕎麦の細さ分だけずらします。
この傾き加減が難しく、わずかな調整が大変でした。
茹でることも行いました。沸騰した水の入った大きな鍋に40秒入れて、冷水でぬめりをとり、氷水でしめました。自分たちで作った蕎麦は格別に美味しかったです。

先生のお手本。速くてきれいで細さも一定でした!

最後に、餅作りです。
餅米を機械に入れて、たまにかき混ぜながら作りました。
大きな餅ができるので、大きな袋に入れて、棒で平面に伸ばした後、袋ごと切って、一人分の餅にしました。

今回も田んぼはお休みで、様々な体験をしました。
オーナーさんの子供たちが、蕎麦打ちや餅ができるところを興味津々に見ていたことが印象に残っています。普段はできているものを買うことが多いですが、実際に自分たちで原材料から作ってみることも良い体験だなと感じました。

今回で、今年度の作業は終了となります。

最後に悲しい報告ですが、3年生が旅立ってしまいます、、、。
お疲れ様でした!
しかし、1年生たくさん入ってくれていて、とても元気で明るいので、これからは1・2年生を中心に若さで^^ワイワイやっていきます〜〜〜!

1年生たくさん入ってくれています! 3年生お疲れ様でした!

最後までお読みいただきありがとうございました。
以上、小林でした!

田んぼはお休み期間。お茶染め体験をしてきました!

火曜日, 11月 30th, 2021 投稿者:しず大棚けん

こんにちは!初めてブログを担当する樋口です。

今回は、お茶染め体験についてお話します!稲刈りが終わり、寒い冬が近づいてきたこの11月も棚研は活動しています。そうです、棚けんの活動では田んぼのお世話が終わった後には楽しい行事が待っています!
さて、早速ですがお茶染めの話に入りましょう。お茶染めとは、お茶を製茶する際に出るくずを利用して行う染め物のことです。本来捨てられてしまうもので染め物ができるということを通して、捨てるものは工夫次第で減らせることを学びます。和紅茶づくりの時と同じで、使用したお茶は茶草場農法で育てられたものを使っています。(茶草場農法の説明は、柴田さんが和紅茶のブログでわかりやすく書いてくれているので、そちらを参考にしてください笑)
作り方は、茶葉製造の際に出るくずからつくられる染液と、鉄・アルミがそれぞれ溶け込んだ媒染液という液体とを混ぜ、その中に布を入れ1時間くらい放置・乾燥させるだけです。(だけ、と言ってしまいましたが、染液と媒染液は担当の人たちが作ってくれたのでその作業は大変だったかもしれません笑)今回はビー玉や割りばしで染めない部分をつくり、思い思いの柄をつくりました。鉄は紫色に、アルミは黄色に染まりました。どちらも淡い色合いで、素敵に仕上がりました!

オーナーさんの子どもが干してくれました!一生懸命干す姿がかわいかったです。

今回の活動では、お茶染め体験だけではなく、菜の花の種まき、昼食・たい焼きづくりなども行いました。オーナーさんや一部の棚けんメンバーがメンバーが菜の花の種まきを行っている間、残りの棚けんメンバーは昼食づくりを行いました。
メニューは、豚汁にジビエ(イノシシのお肉)の焼肉、ととても豪華でした!おやつにたい焼きもついてきます。私は、この昼食づくりとたい焼きづくりを担当したのですが、約100人分作るということで、とても大変でした…。しかし、美味しくできたのでその疲れは一瞬で吹き飛びました。ジビエは初めて食べたのですが、クセがなくとてもおいしかったです。そしてお肉にかかっている秘伝のたれがおいしさを引き立てていました。

たい焼きとジビエを焼いているところ。油まみれになりました笑

大勢のオーナーさんと一緒に行う活動はワイワイした雰囲気で、お祭りみたいで楽しかったです。来月にはそば打ちがあるので今から楽しみです!

最後までお読みいただきありがとうございました。以上、樋口でした!

ついに稲刈り!

月曜日, 11月 1st, 2021 投稿者:しず大棚けん

こんにちは。今回ブログを担当する荒木です。

今回は棚けんの一大イベント稲刈りについてです!
天気は快晴、気温は少し暑いくらい、絶好の稲刈り日和でした。棚田には鮮やかな黄金色の稲穂が広がり、日の光でより一層輝いて見えました。

ちなみに次の写真は今年5月に行われた田植えについてのブログに載っている写真です。

こうやって見比べると全然違いますね。春から夏にかけての青々とした力強い景色もいいですが、やっぱり私は秋の穏やかながら華やかさのある景色の方が好きです。

さて景色についてはここまでにして、実際の活動についてです。
午前中はオーナーさんのインストラクターとして一緒に稲刈りをしました。棚けんメンバーはもちろん、オーナーさんも暑い中一生懸命稲刈りをして頂き、順調に作業が進んでいきました。そして、刈り取った稲は麻ひもなどで結び付け、はざにかけていきます。

午後からは棚けんメンバーのみで稲刈りを行いました。午後は暑さが強まり大変でしたが、次の日にいらっしゃるオーナーさんの分の稲を残し無事に作業を終えることができました。

午前も午後も至る所で笑い声が聞こえ、賑わいのある稲刈りとなりました。しかし、昨年も今年もコロナの影響でマスクを着用しての作業となってしまったため、オーナーさんと棚けんメンバーの笑顔を直接見ることはなかなかできませんでした。来年はみんながマスクを外し、より一層賑わいのある稲刈りになることを願っています。

最後に、今年の稲刈りも多くのオーナーさんに参加していただき、ありがとうございました。来年も棚けん一同と一緒に楽しく、賑わいのある稲刈りにしていただければ幸いです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 荒木

泥濘、泥濘、泥濘に稲刈ると気づいてたよ

水曜日, 10月 6th, 2021 投稿者:しず大棚けん

こんにちは。
前回の更新から、もう2か月も経つんですね。今は夏の暑さも幾分か落ち着いてきました。
3年の梶山です。

酒米の稲刈りについて振り返っていきたいと思います。

まずは、やはり毎回気になる(自分だけではないはず…)天気からです。
前日は台風の影響もあってか雨が降っていましたが、当日は晴れました。田んぼの状態が少し気になりましたが、なんとかなるさの精神で秋一歩手前の朝を迎えます。

棚田に到着後は、今日のスケジュールの確認をしていきます。
本来は、棚けんは鈴与の皆さんの稲刈りをサポートしていく予定でしたが、このご時世もあり、残念ながら鈴与の皆さんはオンラインプログラムでの参加となったため、棚けんのみで稲刈りを行うこととなりました。

オンラインプログラムでは、サツマイモのピクルス作りや機械を使わない脱穀、籾摺り、精米等を一緒に実践したり、稲刈りの様子が映されたりとして楽しんでもらいました。個人的にはかなり興味を惹かれる内容であり心揺さぶられましたが、代表代理の立場もあるので、好奇心は断ち切っていきます。

さて、肝心の稲刈りなのですが、今回刈る田は、午前中は山の陰にかかる場所に位置しています。つまり、稲の葉にはキラキラと大きな露玉がその存在を輝かせ、泥はさながら硬めの生混凝土、といった様相を呈し、朝の懸念は見事的中していたわけです。


踏み込んだ足は深く沈み込み、泥に固定されます。その足を引き抜く動作を繰り返していくだけで体力は奪われますが、幸いにも日陰であることと活動時間を制限していたおかげで疲れは緩和されたかのように思われます。

泥の中にはザリガニが。まあまあデカいヤツを5匹くらい見つけました。

刈った稲はバケツリレーの要領で一ヶ所にまとめ、藁で結んでいきます。それを、はず掛けしたら今日の作業は終了、鈴与の皆さんに手を振ってお別れして、弁当を食べて、帰路について。怪我なく一日を終われて良かったです。

久しぶりの作業となりましたが、外で活動することは身体的にも精神的にもいいですね。何かに煮詰まったら自然に囲まれてのんびりが一番だと思います。これからは秋もはじまるので、いろいろな動植物を楽しめると思いますよ。

次回の稲刈り、脱穀の作業までに活動制限も緩まり、従来の活気が戻って欲しいと願うばかりです。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

梶山

夏の草刈りと生物教室

月曜日, 8月 9th, 2021 投稿者:しず大棚けん

こんにちは。2年の花崎です。今回は草刈りと生物教室を行いました。

午前はオーナーさん方と共に棚田の草刈りを行いました。また、私を含めた棚けんメンバー5名はボランティアとして来ていただいた中高生5名と共に、草刈りに加え生き物の採取も行いました。夏の暑い中、一切弱音を吐かずに畦際の草をカマで刈っている中高生の姿を見てとても感心し、自分も負けていられない!と思いました。しかし、気合を入れて草を刈ってもすぐに息が上がってしまい、自分の体力の無さに驚愕しました。次の作業ではより多くの草を刈るために、日頃から体力作りに励もうと思います ^_^

草刈りの後、生物教室のための棚田に住む水生生物を採取しました。小さなゲンゴロウ、マツモムシ、アカハライモリ、サワガニなど、多種多様な生き物を捕まえることができました!また、茶色のカエルも3匹確認できましたが、捕まえることはできませんでした・・・。捕まえることに夢中になってしまい、気づいたらペアの高校生が泥まみれになっていたことが本当に申し訳ないです・・・ -_-

アカハライモリ(手前がオス、奥がメス)

捕まえたイモリはそれぞれオスとメスでした。イモリの性別の見分け方の一つとして、尻尾の形状を見ることがあります。オスの尻尾は、横から見ると縦に長く、真上から見ると横に短いです。メスの尻尾は、横から見ると縦に短く、真上から見るとオスよりも横に長いです。抽象的に言うと、オスの尻尾は平ったく、メスの尻尾は丸っぽいです。サワガニは日本で唯一淡水に住むカニで、棚田で発見することは珍しいことだそうです。今回捕まえられてラッキーでした ^_^

棚田から下へおりて、ビオトープでの生物採取も行いました。魚やザリガニをタモですくい、ケースの中に入れ観察しました。

ビオトープの生き物

外来種;アメリカザリガニ

午前の活動を終え、共に活動したペアの高校生に感想を聞いたところ、草刈りも生物教室も楽しかった!と返答をいただけたので、とても嬉しかったです!また、イモリを棚田へ戻す際、オーナーさんの娘さんがイモリをかわいいかわいいと言っていたので、イモリ好きの私はなんだか嬉しくなってしまいました(笑)ぜひ、今後も棚田へ訪れて生き物観察を楽しんで欲しいです!

午後は2グループに別れ、それぞれ棚田内の草刈りと電柵の整備を行いました。私は田の中の草刈りを行いましたが、予想通り土壌に足を取られて移動するのに一苦労しました(笑)歩くのだけで精一杯だったので、雑草を刈るというよりも踏み潰すことの方が多くなってしまいました(手を抜いたわけじゃないよ!・・・多分)。そういえば、稲には若い穂がついていました!順調に育ってくれているようです ^_^ まだ先ですが、稲刈りが楽しみになってきました。

今回の作業で、棚田には多種多様な生物が生育していることが確認でき、このことから棚田全体が健康的であることも確認することが出来ました。

作業に参加していただいたオーナーの皆様、中高生の皆様、そして棚けんメンバーの皆様、暑い中本当にお疲れ様でした。そして熱中症にはくれぐれもお気を付けてください。

以上です。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

花崎


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