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畦塗りと代掻き

金曜日, 3月 8th, 2024 投稿者:しず大棚けん

皆さんこんにちは!
今回ブログ担当2回目の2年の柴田です。
前回のブログ担当時にバイクに乗っている旨をブログでちょこっと書きましたが、今回はバイクで棚田まで行きました。
3月だし暖かいでしょという自分の偏見をぶち壊す寒さで、棚田に向かう途中に心が折れそうになったのは誰も知らない物語―――。

そういえばこのブログを書いている少し前に前期試験の合格発表があったみたいですね(世間知らず)。

前期試験で合格した皆さん、合格おめでとうございます!!

自分は前期試験で―――…っと、これ以上はやめておきましょう。
後期試験頑張るぞという方はこのブログを見て息抜きしましょう。
また、新入生になる方は静岡大学にはこんなサークルがあることをちょっとでも把握して頂ければ幸いです。
私たち棚田研究会は新入部員の皆さんをお待ちしております。

前置きはこの辺りにしまして…

3月2日の活動では畦塗りと代掻きを行いました!
とはいっても畦塗りとか代掻きって何だろう?という方も多いと思いますのでざっと説明します。

畦塗りとは一言でいうと田んぼの畦(あぜ)の補修です。
畦は田んぼに張った水の侵食作用や人が踏みつける圧力によって徐々に形が崩れたり、畦自体の高さが下がってしまいます。
そこで、田植え前の今の時期に畦の補修を行います。
方法は非常にシンプルで、畦周辺の泥を田んぼから削って畦の内側に盛り、主に鍬(くわ)で形を整えます。
…と、文章で書くと非常に簡単に思えますが実際はかなり難しいんですよこの作業。

まず鍬を使って泥を掬うのが意外と難しい…
何より鍬で畦の形を整えるのが大変です。自分は不器用なので全然上手くできません。

これが畦塗りの様子です。
畦の内側に泥が盛られているのが分かるかと思います。
コツは「しっくいを塗る鏝(こて)のように鍬を扱う」とのこと…しっくい塗りの経験者の方募集してます。

そんな難しい畦塗りですが、それ専用の鍬があったりします。

なんかずんぐりむっくりした鍬(左)がありますね…

この鍬は風呂鍬と呼ばれ、かなり昔から使われ続けている道具だそうです。
柄が短いため鏝のように扱いやすく、普通の鍬よりも畦塗りに適しています。昔の人の知恵は凄い…

話は変わりまして代掻きです。

代掻きは田んぼの地面を均す作業のことで、田んぼの水面から露出している土を均してきれいな水面ができるようにし、地面の凹凸をなるべく無くします。
田植えの時に田んぼの地面が凸凹してたら苗を植えるの大変ですし、稲にとってもあまり良くありません。
ということで畦塗りと同時並行で作業を進めました。
代掻きは畦塗りと比べるとそこまで難しくはありませんが、肉体労働なのでシンプルに大変です。
代掻き前と後を撮った写真があったので貼り付けておきます。

Before

かなりの量の土が水面から顔を出していますが…

After

水面がきれいになりました!

余談ですが代掻きを行う理由の一つはあぜ道アートの時に水面に灯籠の光をきれいに反射させるためでもあります。
あぜ道アートは3月末に開催予定なので機会があれば是非参加してください!

ここまでの作業は午前中からオーナー様とともに進め、午後はNPOの方々や地元の方々と作業を続けて、終わる頃には太陽もすっかり傾いていました。
春休み真っ只中ということもあり棚研メンバーの参加人数が少なく、振り返ってみれば中々ハードな一日でした。
作業に携わった皆さん、お疲れ様でした!

柴田


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