みなさん、こんにちは。最近かなりホームシック感が強めの宮嶋です。
どうしてですかね?GWに帰省したばっかなんだけどな~
もしかしたら先日、大学内(=山)で聞いたあの鳥の声のせいですかね?
その鳥の鳴き声を異郷の地で聞くと激しい郷愁に襲われる、
と小泉八雲が『日本の面影』の中で紹介しています。
夜になると木立の中で鳴くため、姿を見るのはなかなか難しいそうです。
その哀愁ある声の持ち主は毎年、田植えの時期になると冥土(黄泉の国)からさまよい出てくるとされ「死出の田長」とも呼ばれています。
もうだいたいわかりますね。
わからない方はタイトルをもう一度よく読んでみてください。
さて、そんな田植えの日が間近にせまった棚田では5月25日に代掻きを行いました。
代掻きでは足や鍬を使って苗の生育の妨げとなる雑草を土の中に沈め、
田植えの時に苗を植えやすくするためとんぼを使い土を平らにします。言葉で書くとそんな感じですが、足が思うように動かせない状態でひたすら足で草を踏み沈めていくので、体力的にかなりハードな作業です。
雑草にそんな恨みはないんですけどね~
夏になると牙をむいてくるので。
1年生は今回が初めての作業で、しかも参加したのは全員女子(←代表がよっっっぽど魅力的だったんだと思います)ということで、初作業にしては結構しんどいものだったかと思います。
それでも1年生は午前午後ともに一生懸命作業をしてくれました!
上級生としては、「こんなきついなんて聞いてない!」とか「想像してたのと違う!」とかいう声が(少なくとも声としては)聞こえてこなかったので安心しました(笑)また、同時に耕運機を使っての代掻きも行いました。
耕運機の操作はほんっとに大変で、例えるなら気性の激しい闘牛をなだめるような感じです。
たぶん耕運機と仲良くなるのは無理だと思います。
でも、無駄に力んで苦戦する学生とは違い、地元の方々は難なく操作していたので思わず見入ってしまいました。
見習える部分は地元の方々に少しでも見習っていきたいと思いました。
お昼はオーナーさんの方々とご一緒にスイハニングをしました。
やっぱり疲れた後のおにぎりはいつもより美味しく感じますね~午後も代掻きの続きをしましたが、だんだんと疲れてくると面白い現象が起こるんです。
第一段階:手足の動きが明らかに鈍る
第二段階:完全に動きが止まる
第三段階:みんな静止したままどこか遠くを見つめる
個人的には第三段階がなんだか哀愁があって好きですね(笑)
作業の最後には、田植えの時にオーナーさんが自分の田んぼがわかるようネームプレートを全員で設置しました。
今年は去年より多くの方々に参加していただけるみたいなので、棚研メンバーも当日は頑張りたいと思います!今週はいよいよ田植えです!
夜にはゲンジボタルの姿も見られるとのことなので今から楽しみですね。
それでは、棚田でお待ちしています!
宮嶋