こんにちは!
だんだんと夏が近づき、悲しみに暮れる松島です(´・ω・`)
夏は普通に生きているだけで他の季節よりも疲れが溜まるのがいただけない…
毎年夏になると南半球に逃げようかと考えています笑
さて、つい先日?は田植えを行い、松島はイネが段々成長していくのが楽しみであります。しかし、田植えで植える苗ってどうやってできているのだろう?という疑問を持ったことはないでしょうかね?
実は松島、大学の授業で学ぶまで苗がどのようにできているか詳しく知らなかったのです。(農学部なのに…笑)
では、発芽させてどうにかこうにかすれば苗になると思っていた松島と苗ができるまでの過程を見ていきましょう〜 (不安しかないですね笑)
まず、苗ができるまでには種子の予措、種まき、育苗という3つの工程があるのです。予措というのは言い換えると種子を播く前の準備といった感じです。
まずは予措から!
❶塩水選…比重1.13(もち米は1.10)の塩水に浸けて選種します!浮いた種子=中身がつまってない、沈んだ種子=中身がつまってる!ということが塩水に浸けることでわかるのですね。もちろん沈んだ種子を選びます。
❷種子消毒…薬剤や温湯で消毒を行います。温湯消毒の場合60℃の湯に10分浸けた後、水で5分間冷やします。冷やさないと熱で発芽機能が低下してしまいます。いもち病やバカ苗病といったイネの伝染病を予防するためにとっても大事な作業なのです!
温湯消毒の機械はこんな感じです。
❸浸種…なんとなく字から想像できそうですが、種子に水を吸わせます。発芽を揃えるために行う作業でもあります。5日から一週間もかかるのですが、吸水が不十分だと未発芽の種子が増えてしまうのです…(´・ω・`)
❹催芽…発芽するために十分な水を蓄えた種子を30〜32℃の温度の水に浸けて発芽させます。大体5~8時間ほどが目安ですが、種子がおおむねハト胸状態になったら終了です!!
はと胸状態の種子はこんな感じです∈(°◎°)∋ 吸水して膨らんでいるのがわかりますかね?
こうして芽が出た種子は乾かして種まきに…
昔は苗代でしたが、今は床土を入れた育苗箱に播きます。床土をならし…
表面に水が浮くまで床土に水をまいたら、やっと種子の出番!
まず4辺に、その後全体的に薄く偏りのないように種子を播きます。結構根気のいる作業なんですよこれ笑(育苗箱1枚で20分くらいかかりました…)
均等に播けたはず…?
さらに水をまいてその上から覆土をかぶせます。
さて、種子を播いたら次は育苗!
❶出芽…二重被覆を行った育苗器内で加温して、床土からの出芽を促進させます。
ツンツンしてますね笑
❷緑化…育苗器の被覆を開け弱い光を当てて、苗の成長を揃えます。
❸硬化…ハウスの中で自然環境に慣らしていきます。
苗っぽくなりましたね〜!
これにて育苗は終了٩(●˙▿˙●)۶
簡単な説明でしたがなんとなく理解していただけたでしょうか?軽〜く書きましたが、苗半作と言われるように、育苗はイネにとって重要な工程なのです。この後の方が長いのに、苗ができれば半分終わったようなものなんてどれだけ重要なんだ!笑
引用されていただいたサイトは以下の通りです↓
https://www.pref.chiba.lg.jp/ninaite/network/field-h25/sui1303.html
http://www.ja-okayamahigashi.or.jp/einou/suitou/00001316.html
http://www.okome-adv.jp/knowledge/cat9/post-44.html
より詳しく知りたい!という方はぜひご覧になってください∈(°◎°)∋
最後になりましたが、お米は日較差(昼夜の温度差)が大きい方が美味しいと言われています。日較差は山で大きい=山に作られた棚田は日較差が大きい→棚田のお米は美味しい! ということも言えるわけです。
松島は今週も田植えです笑 作業をすることで愛着が湧き、美味しいお米がさらに美味しく感じられる気がしますね(●´∀`●)/
ではまたお会いしましょう!(最近更新しすぎて何回会ってるんだという感じですが笑)
雑文失礼いたしましたm(._.)m
まつ(・△・)しま