初夏の風に肌も汗ばむ今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
スーパーの花火コーナーを見て、夏の足音を感じずにはいられない栗田です。
一瞬の美、儚い美しさの花火は日本人の美的感覚が表されているとよく言われていますよね。
私の家の近所のお祭りでは、数年に一回手筒花火の催しが行われるのですが、轟音と共に金色の火花が降り注ぐ様子はまるで秋の稲穂のようでとっても綺麗なんですよ(´∀`)
火薬を燃やし尽くした後の手筒花火はお祭り会場で販売され、1年間の家内安全のために軒先に飾っておきます。
読者さまのお近くにも似た行事はありますでしょうか?
今年も手筒花火が行われるかはまだ分からないのですが、ソースたっぷりの焼きそばやキャラクターの形のカステラを食べにどこかのお祭りに行きたいです。
(結局花より団子なんですよね……)
そんなお祭り女(?)の話はさておき、せんがまちの棚田でもいくつかのお祭りが行われるのをご存知でしょうか?
その中でも恐らくまだ棚けんブログでご紹介したことのない『田打ち講(たぶちこう)』という行事をご紹介したいと思います。
早乙女姿の女性達が華やかな『お田植え祭り』などは静岡県内でもよく行われ、メディアの取材なども頻繁に行われていますよね。
「田打ち講」とは例年1月11日の夜明け前に、秋に収穫を終えて山へとお帰りになった田んぼの神様をまた田んぼにお迎えし、豊作を祈る神事です。
土を盛り、ススキ、萩、榊松を束にして立て、御幣を飾り、餅、御洗米をお供えして1年間のの豊作を予祝します。
恐らく、同じく正月11日に行う農耕の予祝儀礼『田打ち正月』が地域によって異なる形・呼称で伝承されている行事だと思われます。
以前は多くの農家さんがこれらの神事を行っていたけれど、今は殆ど廃れてしまった行事なのだそうです。
そんな中、せんがまちの棚田では毎年『田打ち講』が行われているのです!すごい(*’ω’ノノ゙パチパチ!
こちらがせんがまちの『田打ち講』の様子です。姉妹ブログ(?)の棚田ブログをご覧下さい( 。・_・。)っ
【2011年度】
【2017年度】
まだ私はこの行事に参加したことは無いのですが、来年は是非見学に行きたいです三┏( ^o^)┛
先人の人たちの生きる知恵、稲作にまつわる行事は沢山あります。
中でも田植えの際に豊作をお祈りする『田楽』は重要無形文化財やユネスコ無形文化遺産に指定されている地域がある程、文化的にも大変価値のある行事です。
無形文化財……は難しいかもしれませんが、こういった伝統行事を受け継いでいくこともせんがまちの棚田の保全活動の一つなのかなぁと思いました(´∀`*)
それに、お祭り等の人が沢山集まる行事ってそこにいるだけでワクワクしませんか?
その土地が持つパワーみたいなものが人々により活気を与えているような気がして、私は伝統行事などのお祭りが好きです。
…………なんだか尻切れトンボになってしまいましたが、本日はこの辺で。
栗田