こんにちは。
ここ最近花粉症発症に怯える栗田です。
ここ静岡では芝桜や白木蓮の花の便りも聞かれるようになりましたが、皆様はいかがでしょうか?
白木蓮はあまり派手な花ではありませんが、清楚で慎ましやかな雰囲気がとても素敵ですよね。
花言葉も『気高さ』『高潔な心』『崇敬』『崇高』『慈悲』などといった言葉が選ばれているようです。
静岡で木蓮の花の名所といえば藤枝市の十輪(じゅうりん)寺でしょうか。
見頃を迎えているうちにドライブに行ってみようかとひとり計画しております。
木蓮の話はさておき、本日のお題は先日3月11日(土)に行われた【あぜ道アート】の様子をお送りします。
公式サイトもよろしければご覧下さい。
あぜ道アートは毎年6月に行われていた催し物でしたが、本年は3月に変更して行われました。
残念ながら1年生の私は写真でしか去年の様子を知ることができませんが、3月のまだ肌寒い気候が温かなロウソクの光をより幻想的に見せてくれていましたよ。
今年のあぜ道アートの様子はまた後程。
まずはOBの天野さんや堀さんたちが用意して下さったペットボトル製の灯籠にロウソクを刺す作業を行います。
ロウソクには予め穴が開けられていましたが、少し力加減を間違えるとロウソクの根元が砕けてしまい、中々繊細な作業だったようです。
次はロウソクを刺した灯籠をひたすら棚田の中に設置していきます。
その数なんと約1000個!!
もしも灯籠が倒れてしまっても畦(あぜ)に引火しないように&水面に映る炎の美しさ の為に畦からは少し離して灯籠を刺します。
灯籠の設置作業と並行して、観客の方々が道を踏み外さないようにLEDライトの設置も行っていきます。
お昼休憩を挟んで参加者の方々の竹灯籠作りが始まりました。
頼もしい棚けんメンバーのサポートの下、皆さんとってもかわいらしく個性的な竹灯籠を作っていらっしゃいました。
多くの新聞社やテレビ社の方々も取材に訪れて頂き、終始賑やかな雰囲気で作業が進められていきます。
(静岡新聞SBSさんにあぜ道アートの様子を載せていただきましたm(_ _)m)
竹灯籠作りの裏で他の棚けんメンバーはテントの設置や道路沿いへのLEDの設置、ペットボトル灯籠の確認作業を行います。
縁の下の力持ち的お仕事が多いですが、参加者の方々に少しでも心地よく、安全にあぜ道アートを楽しんで頂くために皆黙々と作業を行っていました。
夕方17:00頃、薄暗くなってきた所でお待ちかねの点灯式が行われます。
以前、実際に千框で有事の際に使われていた鐘の合図が響き渡ると、特製ビブスを付けた棚けんメンバー(名付けて【火守り隊】)によって一斉に火が灯されていきます。
膨大な数の灯籠の点火には中々時間がかかってしまいました(汗)
点灯作業が完了した18:30頃には辺りの暗さも増し、とても幻想的な雰囲気に……。
あぜ道アートの魅力を全て伝えきる事は難しいかもしれませんが、棚けん撮影班による素晴らしい写真をご覧下さい。
暗くなりきる前の棚田の様子がよくわかる時間帯も、闇に包まれた中に浮かび上がる灯籠の美しい時間帯もどちらも本当に綺麗でした。
見頃を迎えた大輪の梅の花もライトアップされ、あぜ道アートに文字通り「花」を添えてくれていました。
当日はたくさんのカメラマンさん達にも来て頂き、素晴らしい写真を撮って頂けたかと思います。
あぜ道アート中、私は点灯係をやらせてもらいました。
一つ一つ、大変な苦労を掛けて制作・設置された灯籠に点灯していくことは勿論、点灯後の景色を見て、「この美しい光景の中に自分が灯した炎があるんだ。」と思うと感動はひとしおです。
今までと一味違う棚田の美しさを間近で見ることができ、本当に良い経験と思い出を得ることができました。
会場上部では婦人部や地元の方々が愛情込めて作ってくださる豚汁や甘酒といった数々の棚田グルメが販売&配布されていました。
作業後に豚汁や甘酒を分けていただきましたが、疲れた身体に染みる格別な美味しさでした。
20時頃には消灯が行われ、事故や怪我も無く無事にあぜ道アートが終了しました。
企画、運営、準備、交通整備に至るまで本当に多くの方々の御尽力あっての成功です。
僭越ながら私からも皆様に厚く御礼申し上げます。
当日はたくさんの方々が千框を訪れ、棚田の美しさや人のあたたかさに触れていただけたかと思います。
あぜ道アートだけで終わるのではなく、普段の千框の棚田の素晴らしさや魅力を発見しにまた来て頂けたら……というのが私達の願いです。
今回来れなかった方も、是非次の機会に千框を訪れてみてはいかがでしょうか。
写真だけでは伝わらないたくさんの魅力を発見して頂けると思います。
それでは長々とお付き合い頂きありがとうございました。
次の記事で2日目の片付けの様子&千框周辺の素敵なスポットも少し紹介させて頂きますのでよろしければご覧下さい。
栗田