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いいとこめがね【第1回】

水曜日, 2月 15th, 2017 投稿者:しず大棚けん

こんばんは。三寒四温の季節、厳しい寒さの中にも少しずつ春の訪れを感じることが増えますね。

広報班1年栗田です。
今回のブログテーマは【棚けんor千框のいいとこめがね】の第1回目です。
今月(2月)は作業報告の更新の合間にこのテーマを連続してお送り致します。

……ところで『いいとこめがね』とは一体何なのかとお思いの方も多いかと思われます。
(斯く言うわたしも棚けんの某先輩が作業後の報告会(?)で使われるまでこの言葉自体を知りませんでした。)

『いいとこめがね』とは日本広告機構(公益財団法人ACジャパン)さんが2013年に放送していたCMで使用されている言葉です。
「大人になると、人の悪いところばかり目につきがち。でも、良いところを見ようとちょっと意識するだけで、見逃していた良いところってたくさんあるはずです。イイトコが見つかると、ほめる言葉が増えて、好きな人が増えて、毎日がもっと楽しくなる。だから、子どもたちには小さいときから、人のいいところを見るようになってほしい!そんな思いから生まれた企画です。」(出典:ACジャパン広告アーカイブ┃イイトコメガネより)

確かに自分自身歳を重ねるにつれて良い事よりも悪い事の方が目につくようになっているように思います。自分の気持ちの持ち方や人間関係においてもあまり良い傾向とは言えませんね。反省です。
棚けんや千框の事だけでなく、普段から人や物の良い所に目を向けるよう意識してみようと思います。

気になった方は該当コマーシャルを見てはいかがでしょうか。

さて、前置きが長くなりましたが早速【棚けんor千框のよいところ】について主観を大いに交えて紹介していこうかと思います。

まず私が思う棚けんの良さは、『自然を通して人が繋がっていること』に集約されるかなぁと思います。
勿論自然だけでなく人と人とのコミュニケーションや、こうしたブログ等々のネットワークを介しているからこそOBOGの方々を含めた棚けんメンバー、NPO法人の方々、千框の地域の方々、棚田のオーナー様方が人の輪を繋げることができています。
でも、年代も地域も多種多様な人達が【千框の棚田】をきっかけに交流している、つながりが持てていることが掛け替えのないものだと気付くことがこの1年何度もありました。
オーナーの方と趣味について世間話をした時、アグリアーツに訪れた子ども達と学校の事について話をした時、ここに棚田が無かったらきっと一生繋がりの無かったかもしれない人達と、色々な話ができるって貴重な事だなぁと思うのです。
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他のサークルや棚田でも同じ事が言えるのかもしれませんが、千框の棚田にしかない繋がりがたくさんあります。
棚田研究会に入った事、千框をきっかけに交流した人達の事、改めて大事にしていこうと思いました。

…………と、ここまで自分なりにあれこれ思うことを連ねてみましたが、自分では気付けない他の棚けんのよさもどんどん紹介していきたいところ。
さしあたりまして、同じく棚田研究会1年部の眠れる猛禽類iさんに棚けんor千框の良い所についてインタビューをしてみました。↓

○千框の棚田で季節の移ろいを作業に行く度に感じられ、その変化を見るだけでなく自分たちがその変化に貢献していること。
○稲の成長と田を囲む風景の変化をこんなに意識できる場所に通ったことはなかったこと。

だそうです。

ご協力ありがとうございます。

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千框の長閑な自然の風景が少しずつ移り変わっていくこと、季節の美しさを肌で感じられること、私も本当にすばらしいことだなぁと思います。
見るだけでなく自分がそこに関与しているってなんだかワクワクしちゃいますよね。
静岡にも田んぼは沢山ありますが、完全に整備されていて、殆ど機械で管理しているものが多いです。

これは悪い事ではありませんが、少し寂しく感じてしまうこともあります。
そんな時代の中、人の「手」で守られている千框の棚田だからこそ、こんなにも季節の移り変わりや稲の成長を生き生きと教えてくれるのかもしれません。

 

続きまして、同じく1年部よりたーのしー!そうなiさんにも伺ってみました。↓

○作業ではみんなで力仕事を通じて仲良くなれること。

○(千框は)静岡市内からのアクセスが便利なこと。

○空気がおいしいこと。

だそうです。

なんだか動物園に行きたくなってしまいました。ご協力ありがとうございます。

もちろん棚田での作業は重労働であることが多く身体的にはキツい事も多いですが、目で見たり耳で聞いたりするだけでは得られないことがたくさんあります。

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季節の移り変わりや収穫の喜びを得ると同時に、参加した人達の絆を深めることもできる、当たり前の事かもしれませんが、とても貴重な事です。

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また、汗水垂らして作業をしている最中にふと深呼吸をすると、棚田の涼やかな風が身体の奥まで染み込んできます。

作業のがんばりがより一層空気を美味しくさせているのかもしれませんね。

 

御二方、改めましてご協力頂きありがとうございました。

みなさまも実際に千框の棚田を訪れて、棚田研究会に入って、『いいとこめがね』をかけてみてはいかがでしょうか。

それでは長々とお付き合い頂きありがとうございました。

栗田


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