今回は天野より交流会の総括をさせていただきましょう。
そもそも読者のみなさんは「何で琉球大学?」と思った方もいると思います。実は僕たち静岡大学棚田研究会、現在NPO法人せんがまち棚田倶楽部の理事であり、棚田研究会の学外顧問でもある中里さんの呼びかけでスタートしました。そして、仕掛け人である中里さんは静岡に異動になる前、沖縄に勤務されていました。
そのとき!沖縄の農業を身近に感じ、理解を深めるための農業サークル「琉球大学おきなわ食・農研究会」を設立されたのです!ここまで言えばもうお分かりかと思いますが、静岡大学棚田研究会と琉球大学おきなわ食・農研究会は中里さんが仕掛け人となり誕生した姉妹サークルなのです!
そんなこんなで、今回はお互いの活動を紹介し、意見交換をしようということで、僕たち棚けんは沖縄を訪れたわけです。
ここで簡単に琉球大学おきなわ食・農研究会(農研)を紹介。農研は沖縄特有のサトウキビ狩りや圃場など農業を通して、食と農の理解を深める学生サークルです。2007年10月に設立されました。自分たちで作物を育てる圃場や沖縄の農家さんの農場での作業、そして最近の目玉である「琉球野菜復活プロジェクト」で琉球野菜であるベニバナなどの復活に取り組んでいます。
2日目の夜での意見交流会ではお互いの活動をプレゼンしました。そして意見交換。
お互い共通していた課題としては「参加率の低さ」でした。人手がいる農作業の現場にとって、人数不足は大きな問題です。これはやはり幹部を中心に呼びかけることが大切かなと思います。
そして個人的に棚けんの活動は面白いと思っていたのですが、農研の活動もすごく面白い!ベニバナの復活とさらには商品開発まで視野に入れていたり、EM水を用いたりなど沖縄ならではの活動が魅力的でした。
今回の交流会で学んだことは「部員のモチベーションが大切であること」、「自分たちの農業の知識の無さ」です。これを機に、勉強会などにも力を入れていきたいと考えています。
今年度はビオトープなど新しいことも始まりました。今部員のモチベーションはかなりの高さ!部長としてこの上ない喜びです。
棚けんもスタートして節目の3年目です。「みんなで棚けんをつくる!」 そんな意識を持ってこれからも部員一同力を合わせて頑張ります。
最後になりましたが、沖縄でお世話になったみなさん、ありがとうございました。
あまの(・□・)