快晴の中、昨日脱穀作業が行われました。ハズ掛けして乾燥させたもち米、うるち米を脱穀機で籾(モミ)をとっていきます。
地元メンバーがエンジン式脱穀機で作業する中、公会堂前では棚田オーナーの皆さんと一緒に、恐らく大正時代頃に作られたであろう、脱穀機で古代米の脱穀体験を行いました。
そんな昔ながらの脱穀機がこちら
メーカーのラベルも貼られていないので、恐らくお手製の脱穀機とのこと。足踏み式なので、上下運動で歯車を回し、互い違いに付けられた針金のわっかで脱穀していきます。
ちなみに最初は一人でやってみたものの、なかなか難しい…
「これ、二人一組でやった方がいいんじゃない」
「(一同)なるほど!」
ということで、物は試しとやってみた結果・・・
「やりやすーい!」
一人が足踏みで脱穀機を回転させ、もう一人が稲を広げて脱穀していきます。回転数が上がり、キレイに籾(モミ)を分けれました。昔は子どもに足で踏ませて手伝ってもらったのかもしれませんね。
さて、ここから実が軽いものや稲のくずを仕分けしていきますが、通常は送風機などで風を送り、軽いものを吹き飛ばして選別をしますが、そんな機械はありません。
ということで
「最後は人力だ!」
一人が箕(ミ)をゆすって高いところから籾を落としていき、周りから段ボールなどで仰いで風を送ります。6人くらいで風を送ることで、見事に選別ができました(人間の力ってすごい!)
便利さや効率を追い求めて、機械化が進みましたが、基本的な構造や仕組み、段取りは今も昔も変わっていないそうです。
先人の知恵や苦労を感じられる3時間でした。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。