Archive for the ‘田んぼの学校・学生さん’ Category

あぜ道アート2017を開催しました

月曜日, 3月 13th, 2017 投稿者:あまの

まだ少し肌寒い、3月11日。
せんがまちで「あぜ道アート2017」を開催しました。

先月の記事でもご紹介したとおり、今回のテーマは「里山からのおくりもの」。現代人が忘れかけてしまった「自然」の存在に気が付いてもらえるような企画にしようと考えました。

今回は当日の様子をレポートいたします!

朝8時から実行委員会は準備を開始。月曜日に作成した1064本のろうそく台を会場へ運び、学生たちと一緒にセッティングしていきます。

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上から見たとき、下から見たときに、キレイに見えるように、みんなで試行錯誤しながらレイアウトを決めていきました。
準備中に春を感じることも。

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午後は看板や交通整備、打ち合わせを行い、あっという間に第1部(時間がギリギリでかなり焦りました・・・)。第1部は約25名の参加者の方々と竹灯篭(とうろう)を制作。

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里山との関わりの楽しさを表現する意味で、テーマは「えがお」。
講師は静大棚田研究会のザキヤマとウッチーです。堂々と説明してくれました!

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いろいろな「えがお」ができましたね。

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かつて日本人は、竹を切って、削って、穴をあけて、様々な日用品をつくってきました。そんなDNAを感じられる時間になったかも?

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17時からは点灯式の準備。完成した竹灯篭56個を並べ、少し休憩した後に一斉に点火しました。
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同時に、会場全体に設置したろうそくも一本一本、点火していきます。時間と共に、幻想的な風景が生まれていきます。

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かつて人間は、自らが生きていくために、山を拓き、田畑をつくり、水を引き、自然と戦ってきました。
そして何百年、何千年の共闘の果てに、人と自然が手を取り合う「里山」が生まれました。その間、私たちは多くの命を奪うと同時に、自然の恵みを受けてきました。

共闘から共生へ。
この棚田は、人と自然が上手に生きられることを伝える、現代の最後の砦なのかもしれません。
私たちはこれからも、この場所で発信し続けていこうと、改めて思いました。そして、一緒に棚田を守る仲間を増やしていこうと、思います。

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ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!

<あぜ道アートの様子がテレビ静岡「みんなのニュースしずおか」で放送予定!>

本日3月13日(月)の夕方4時50分からの番組「みんなのニュースしずおか」にて、あぜ道アートの様子が放送予定です(あくまで予定です、予期せず内容が変更になることがございます)。
お時間がある方、ぜひご覧ください!
http://www.sut-tv.com/news/

投稿者 あまの

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2/18は静大棚田研究会と一緒にジャガイモを植えよう!

土曜日, 2月 11th, 2017 投稿者:あまの

せんがまちで残る耕作放棄地は、過去の水路が壊れてしまっていて、実は水田に戻すのが困難な状況です。
そこで、6年前から静大棚田研究会の学生が、耕作放棄地を開墾し、畑として再利用できないかと様々なチャレンジを行っています。(個人的に、「耕作放棄地復活プロジェクト」と呼んでいます。浸透してくれるかな・・・)

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先日のブログでもお伝えしましたが、2月18日(土)は定例の保全作業日
その日の午後は、棚田研究会の学生たちが青空農園でジャガイモを植えてくれます。

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当日は今まで耕した土を再度耕し、畝をつくって、種イモを植えるところまで、学生たちと一緒に体験できます。
午前中の棚田の保全作業と合わせて、ぜひご参加ください!

投稿者 あまの

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新年初の保全活動

月曜日, 1月 23rd, 2017 投稿者:あまの

昨日は新年初の保全活動。
底冷えする寒さの中、昨年度棚田オーナーの方や、「はじめてきました!」という方など、計11名の方がせんがまちにやってきてくださいました。棚けんメンバーや地元メンバーを含めると約30名近くで畦の補修に取り組むことが出来ました。

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先週から一足先に冬水田んぼを始めたので、棚田には氷も貼っていました。

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幅が大きい!子どもたちも大喜びです。氷の上に立とうとしたり、割って楽しむ子もいました。

久しぶりにミノムシも発見。

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そして水が入っていない田んぼには、動物の足跡も?
参加してくださった方が発見してくださいました。

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足跡の横幅の狭さや形から、恐らく近くに生息しているカモシカのようです。過去にはカモシカに遭遇することも何度かありました。そんなカモシカ遭遇劇はこちら

お昼も食べた後は、残ってくださった方、また午後から「近くに来たので寄ってみました」という方も交えて棚田の水口の調整と、棚田研究会が取り組む「青空農園」の整備を行いました。
毎年様々な農作物を耕作放棄地化してしまった棚田でつくろう!と頑張っている彼ら。
今年は新班長の竹内くん(棚田研究会営農班長・静岡大学農学部2年生)を中心に、ニンニクや玉ねぎをさっそく育てています。ジャガイモや大豆も今年はチャレンジするそうです、楽しみ!

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次回の保全活動は2月18日(土)9:00~です!
みなさんもぜひご参加ください!

投稿者 あまの

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棚田オーナー米、発送完了!

土曜日, 11月 19th, 2016 投稿者:あまの

棚田オーナーのみなさん・・・すでにお手元にお届きかと思いますが
今週、棚田オーナー米の発送が完了しました!おまたせしました!

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早くからご参加頂いた方は、畦の修復(畦塗り)や田起こし、代掻き。
そしてほとんどの方は、田植えから夏の草刈り、そして秋の収穫と、手塩にかけてみなさんが自分たちの手で育んできた結晶です。

田植えと稲刈りのときの、堀さんのお話、覚えていますか?

稲3株で、お茶碗1杯分。
お茶碗1杯分のごはんができるまでの間、
ウンカが1500匹、クモが12匹、カエルが1匹、ゲンゴロウが1匹、アメンボが5匹、赤トンボが1匹、畦に咲く花が100本と、これだけの生きものの命を、お米作りを通じて、みなさんは育んでくださいました。
ありがとうございました!

そんな命のつながりを感じながら、お米一粒残さず、美味しいごはんを食べて下さいね。

投稿者 あまの

ソバの収穫が終わりました!

日曜日, 11月 13th, 2016 投稿者:あまの

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「ソバの収穫体験」が終わりました。ご参加くださいました皆さん、ありがとうございました!

なかなか体験する機会がない「ソバの収穫」ですが、皆さんはソバの実って、どうやってなるか、知っていますか?

 

あまり知られていない、ソバの実ができる様子はこれだ!1、2、3!(古い)

 

 

 

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どーん

分かりにくいですが、白い花の根元に実がなっているのが分かります。これがソバの実です。

種をまいてから、だいたい1か月くらいで小さな白い花を咲かせ、少し経つと実をつけていきます。
荒地、やせ地でも育つため、昔からあらゆる地域で作られていたそうです。

収穫作業自体はとっても簡単。
稲刈りの要領で茎ごと刈り取り、藁で結っていき、乾燥させるという3ステップです。乾燥が終わったら、脱穀作業で実を落としていきます(今回はハズ掛けするまでを体験してもらいました)

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一般的にはソバ粉にして、ソバを打って食べますが、徳島県では「ソバ雑炊」といって、ソバの実のまま食べる文化もあるそうです。地域によって様々で、おもしろいですね。

今回、収穫したソバは粉にして、12月10日(土)に行われるソバ打ち教室で使用します。こちらももう少ししたら、募集ページを立てますので、ご期待ください!

投稿者 あまの

昔ながらの脱穀機で脱穀体験

日曜日, 10月 23rd, 2016 投稿者:あまの

快晴の中、昨日脱穀作業が行われました。ハズ掛けして乾燥させたもち米、うるち米を脱穀機で籾(モミ)をとっていきます。

地元メンバーがエンジン式脱穀機で作業する中、公会堂前では棚田オーナーの皆さんと一緒に、恐らく大正時代頃に作られたであろう、脱穀機で古代米の脱穀体験を行いました。

そんな昔ながらの脱穀機がこちら

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メーカーのラベルも貼られていないので、恐らくお手製の脱穀機とのこと。足踏み式なので、上下運動で歯車を回し、互い違いに付けられた針金のわっかで脱穀していきます。

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ちなみに最初は一人でやってみたものの、なかなか難しい…

 

「これ、二人一組でやった方がいいんじゃない」
「(一同)なるほど!」

 

ということで、物は試しとやってみた結果・・・

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「やりやすーい!」
一人が足踏みで脱穀機を回転させ、もう一人が稲を広げて脱穀していきます。回転数が上がり、キレイに籾(モミ)を分けれました。昔は子どもに足で踏ませて手伝ってもらったのかもしれませんね。

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さて、ここから実が軽いものや稲のくずを仕分けしていきますが、通常は送風機などで風を送り、軽いものを吹き飛ばして選別をしますが、そんな機械はありません。
ということで

 

「最後は人力だ!」

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一人が箕(ミ)をゆすって高いところから籾を落としていき、周りから段ボールなどで仰いで風を送ります。6人くらいで風を送ることで、見事に選別ができました(人間の力ってすごい!)

便利さや効率を追い求めて、機械化が進みましたが、基本的な構造や仕組み、段取りは今も昔も変わっていないそうです。
先人の知恵や苦労を感じられる3時間でした。

ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。

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2016年の稲刈りも無事に終了!

月曜日, 10月 10th, 2016 投稿者:あまの

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せんがまちの稲刈りも昨日、無事に終了しました!

あいにくの雨模様からのスタートとなった2日間でしたが、両日ともに、途中から秋晴れの天気。参加者の皆さんの熱気とやる気で雨雲も吹き飛ばして、晴天の中で作業に取り組めました。

今年は夏の草刈り・草取りがちょっと不十分で、雑草が元気いっぱい!稲の中にヒエやヨシが混ざっての作業もあり、農業の大変さを実感頂けたかと思います。

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こどもたちも、自分たちのできることでお手伝い。稲を結ったり、運んだりと、大活躍でした!

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「また来年もきたい」とおっしゃってくださる方もいて、事務局として嬉しい限りです。「戻ってきたい」と思える場所として、これからもはぐくんでいこうと思います。

棚田オーナーのみなさんはじめ、多くの方々の支えのおかげで今年も収穫の秋を迎えることができました。みなさん、本当にありがとうございました!

 

投稿者 あまの

秋の夜長の「お月見コンサート 2016」

金曜日, 9月 23rd, 2016 投稿者:あまの

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9月17日(土)は静岡大学棚田研究会主催「せんがまちお月見コンサート」が開催されました。

団体との調整やチラシの作成、当日の運営まで、ほとんどを大学生が企画・準備。リーダーを中心によく頑張ってくれました。

ちなみに地元のおじさんや大人たちは、ステージづくりと交通整備。

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適材適所で仕事を分担してきました。

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コンサートは夕方から、金谷高校書道部のパフォーマンスにはじまり、菊川吹奏楽団の演奏、オカリナ同好会、潮海寺祇園囃子、そして静岡大学のGARDEN オノマトペ龍韻太鼓と幅広い演奏者の方々に出演頂きました。出演頂きました皆様、ありがとうございました。

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曇り空でしたが、最後には満月も顔を出して、また幻想的な棚田の風景にも出会えました。

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投稿者 あまの

「旅いく」に参加してくれた子どもたちへ!

日曜日, 9月 11th, 2016 投稿者:あまの

ソバは順調にそだっていますよ!

8月に行ったJTB「旅いく」で東京・名古屋からたくさんの子どもたちが、せんがまちで農業体験をしてくれました。昔から続く棚田の自然の中での体験は、どうだったかな?

みんなが播いてくれたソバは、すくすく成長しています。少しだけご紹介しますね!

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9月3日のソバの様子

こちら、9月3日(土)に撮影したソバの様子。実から芽が出て、ちょっと成長。

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9月10日のソバの様子

そして1週間後。お日様の光と雨雲の恵みを受けて、花も咲き始めました!植物の成長はあっという間です!でも一番は、丁寧に心をこめて実を播いたみんなの想いが伝わったからですね。

このまま成長して、ソバの実ができて、それを収穫していきます。

楽しみですね(^o^)

投稿者 天野

 

9月の草刈り作業とスガイづくりが終了しました

月曜日, 9月 5th, 2016 投稿者:あまの

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稲刈り前の最後の草刈り作業が、終了しました!

蒸し暑い中、ご参加くださったオーナーのみなさん、中遠農林のみなさん、ありがとうございました。

お昼におにぎりを食べた後、地元農家の昭三さんが先生になって、スガイづくりも行いました。

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慣れてしまえば、小学生でもできるスガイづくり。東京から参加してくれたKちゃんも、練習してできるようになりました!

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暑さも弱まり、いよいよ、秋がはじまります。

収穫の秋まで、もうすぐです。

 

投稿者 あまの