まだ少し肌寒い、3月11日。
せんがまちで「あぜ道アート2017」を開催しました。
先月の記事でもご紹介したとおり、今回のテーマは「里山からのおくりもの」。現代人が忘れかけてしまった「自然」の存在に気が付いてもらえるような企画にしようと考えました。
今回は当日の様子をレポートいたします!
朝8時から実行委員会は準備を開始。月曜日に作成した1064本のろうそく台を会場へ運び、学生たちと一緒にセッティングしていきます。
上から見たとき、下から見たときに、キレイに見えるように、みんなで試行錯誤しながらレイアウトを決めていきました。
準備中に春を感じることも。
午後は看板や交通整備、打ち合わせを行い、あっという間に第1部(時間がギリギリでかなり焦りました・・・)。第1部は約25名の参加者の方々と竹灯篭(とうろう)を制作。
里山との関わりの楽しさを表現する意味で、テーマは「えがお」。
講師は静大棚田研究会のザキヤマとウッチーです。堂々と説明してくれました!
いろいろな「えがお」ができましたね。
かつて日本人は、竹を切って、削って、穴をあけて、様々な日用品をつくってきました。そんなDNAを感じられる時間になったかも?
17時からは点灯式の準備。完成した竹灯篭56個を並べ、少し休憩した後に一斉に点火しました。
同時に、会場全体に設置したろうそくも一本一本、点火していきます。時間と共に、幻想的な風景が生まれていきます。
かつて人間は、自らが生きていくために、山を拓き、田畑をつくり、水を引き、自然と戦ってきました。
そして何百年、何千年の共闘の果てに、人と自然が手を取り合う「里山」が生まれました。その間、私たちは多くの命を奪うと同時に、自然の恵みを受けてきました。
共闘から共生へ。
この棚田は、人と自然が上手に生きられることを伝える、現代の最後の砦なのかもしれません。
私たちはこれからも、この場所で発信し続けていこうと、改めて思いました。そして、一緒に棚田を守る仲間を増やしていこうと、思います。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!
<あぜ道アートの様子がテレビ静岡「みんなのニュースしずおか」で放送予定!>
本日3月13日(月)の夕方4時50分からの番組「みんなのニュースしずおか」にて、あぜ道アートの様子が放送予定です(あくまで予定です、予期せず内容が変更になることがございます)。
お時間がある方、ぜひご覧ください!
http://www.sut-tv.com/news/
投稿者 あまの
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